日本は、起業大国だ…というのは、真っ赤な嘘。決して、世界的に起業のエネルギーが目覚ましい国とは、どうしても言えません。だからといって、起業がしにくい国かと言えば、全くそうではありません。むしろ、周りの人が起業に踏み切っていない分、チャンスが多い国ではないでしょうか—少なくとも、海外のビジネスに多く関わることができている私は、そのような印象を受けています。是非とも、日本での起業に興味がある人には、思い切ってもらいたいものです。
日本での起業の前に、知っておくべきポイントとして、競争率の話をさせていただきます。当然、どのようなビジネスを始めるにしても、先に、どのようなライバルがいるのか(また出現する可能性があるのか)を考えることが重要です—これはビジネスの基本中の基本です。では、どのように、ライバルの少ないビジネスを始めることができるのか。私が個人的にオススメしているポイントは、ニュースや有名キュレーションサイトなどに固執しないことです。考えてみれば、当たり前なのですが、日本の誰もが読んでいる、見ているソースに従っているだけでは、突き抜けた、または柔軟なアイデアは生まれません。例えば、有名ニュース番組やサイトで、あるビジネスが大注目だとして紹介されたとします。そこで「いまだに、市場ができあがっていないので、参入のチャンスです!」というコメントがあったとします。その時には、もう遅いのです。何百万人という日本人がそれを、あなたと同じように見ているわけですから、もうそれでは、手遅れなのです。
普段から、特殊な、普通とは違いソースから情報を入手することを心がけてください。海外のビジネスを日本に転用するなど、ある種の壁を越えることができるのが理想です。